【動画ニュース】台湾彫刻家 「世界最小の犬」を制作

戌年にちなんで、台湾の微彫(ミニ彫刻)第一人者、陳逢顕(ちん・ほうけん)さんは胴体の長さ1mmで針の先端よりも小さい「世界最小の」を彫り上げました。

顕微鏡と虫眼鏡を使って彫られた3匹の犬。高倍率の拡大鏡のもとではじめてその形を見ることができます。ミニ彫刻とは、石材などにミクロの文字や絵を彫り込む高度の職人技で、古くから伝わってきた中国の伝統技能です。

陳逢顕氏は「高倍率の拡大鏡や、鋭利な鉄針、 専用カッターを使いました。四肢や頭部を彫るのは特に難しくて、十数匹が没になりました」と話しました。

陳氏は「3匹のワンちゃんが一堂に集まり、家族団欒・和気藹々の雰囲気を醸し出しています。旧暦新年を迎えるにあたって、縁起担ぎの意味で作りました」と趣旨を明かしました。

陳氏は25歳から業界に入り、以来35年間、年を追うごとに、その作品はミニ化になる一方で、これまでに200体あまりを作り上げたそうです。

 
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