【動画ニュース】「中国国内で買い物を!」香港の爆買い中国人に香港人団体が呼び掛け

10月の大型連休を利用して、香港で大量に買い物する中国人が増加する中、ある団体がこうした旅行客に対し、香港旅行を控えるよう呼びかけました。また中国当局に対しても、国内の食品安全性を高めて関税を下げ、中国人が国内で安心して買い物できるようにして欲しいと呼びかけています。

新民主同盟のメンバー約10人が中国人の「爆買い現場」の一つ、新界屯門で中国人旅行客に対し、中国本土で国産品を愛用するよう呼びかけました。区議の譚凱邦(たん・がいほう)さんは以前から、中国人が多く訪れる地域で、国内からの旅行客により日常生活に支障が出ているとの苦情が寄せられていると指摘しています。

新民主同盟区議・譚凱邦氏

「私たちは香港政府に対しても、深圳市民が週に1回ペースで香港を自由に訪れてよいとする政策を、半年に一回や一年に一回にするよう求めている。そうしなければ 特に中国人が多く訪れる地域の香港住民が落ち着いて暮らせない。彼らはいま国内から来て、大荷物を抱えた中国人の影響を嫌というほど受けている。今週から建国記念日の大型連休に入るため、さらに難儀することになるだろう」

譚さんは、米中貿易戦争の激化に伴って関税が引き上げられると、香港に買い物に来る中国人がさらに増え、香港市民の日常生活がより深刻な影響を受けると憂慮しています。

 
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