【動画ニュース】英「民衆法廷」の臓器狩り裁定結果 国連人権理事会に提出 調査を要求

9月24日、中国の臓器狩りを調査する英国の独立民衆法廷の上級弁護士が、ジュネーブの国連人権理事会で民衆法廷の最終裁定について紹介し、さらに国連の最高人権機構に中国共産党による良心の囚人に対する大規模虐殺および臓器狩り、違法な臓器移植について調査するよう促しました。

英「独立法廷」顧問 Hamid Sabi弁護士(2019.9.24)
「現有の全ての証拠から出した結論は、宗教信徒や少数民族、法輪功学習者、ウイグル族などの良心の囚人から臓器を強制摘出している。この状況はすでに長年続いており、今もなお中国全体で大規模に行われている。無数の人が犠牲になっている。法廷が独立法律に基づいて出した結論は、法輪功学習者とウイグル人に対して人道に反する罪を犯しているのは疑いの余地がないことが証明された。

被害者のための被害者、死者のための死者、生きている、無辜の、無害の、平和的な人々から心臓やその他の臓器を摘出しているが、今世紀最悪の暴虐の一つである。臓器移植で命を助けるのは科学と社会の勝利である。しかし、ドナーを殺すのは犯罪行為だ。政府と国際機構はジェノサイドさらには人道に反する犯罪行為の指摘に対し、職責を履行すべきだ。人々を激怒させる行為である。この種の犯罪行為の対処は国連理事国の法律義務であり、理事会の職責でもある」

独立民衆法廷は 、英国の勅選(ちょくせん)弁護士で、旧ユーゴスラビア国際戦犯法廷で検察官を務めたこともあるジェフリー・ナイス卿が議長を務めています。人権調査員、医学専門家、ウイグル人、法輪功学習者など50人以上の証言と1年に渡る調査を経て、今年6月17日に最終裁定を下しました。

最終裁定では、中国共産党による良心の囚人からの臓器狩りは長年にわたって行われており、数々の明確な証拠により中国共産党は20年もの間法輪功学習者から臓器を摘出し、殺害していると結論づけました。今回は初めて、民衆法廷による有罪判決と調査結果を国連人権理事会に提出しました。

 
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