中共当局が国際世論を意識か 「政府関係者が武漢の母親を自主的に支援」

先日、カナダのトロントに住む中国人の王さんが新唐人テレビに対し、武漢に住む母親が新型コロナウイルスによる高熱を発症したが、治療を受けられず命が危険にさらされていると明かしました。しかしこの件が報じられると、両親の所属する地域センターの主任がすぐに自主的に父親に連絡して解熱剤を提供しました。母親は薬の服用後しばらくして容態が安定し、王さんは新唐人テレビに対し感謝を表明しました。

王さんは、新唐人テレビが母親の件を報じた後、地域の周主任が両親に対し、自主的に支援を申し出たと語っています。

トロント在住の王さん
「彼らは薬を持ってきてくれたので、母の熱は今38℃少しまで下がり、二日前よりもよくなっている。父が言うには市の上層部はみな私の件を知っており『何か問題が起きたらすぐに連絡するように。必ずあなたの居住地の責任者に連絡するから』と言われたそうだ」

王さんは、政府の対応が突然変わった理由について、国際社会における中国のイメージを損なわないようにするためではないかと考えています。

トロント在住の王さん
「彼らは、中国政府がこの問題をコントロールし、解決する力を持っていると国際社会に知らしめたいのだろう。恐らく彼らは、現在のやり方にマイナスの影響を及ぼすような声がメディアに取り上げられるのを望んでいないのだろう」

王さんは新唐人テレビが真実を伝えたことに感謝の意を表明しました。

トロント在住の王さん
「新唐人テレビは今回の新型コロナウイルスに関する報道の中で、中国国外に住む中国系住民に対し、中国で今起きていることの真相を知らせてくれている。お礼を言わせていただきたい。人は真実を知らなければ正しい措置を講じて自分を守ることはできないし、自分の命を守ることもできないのだから」

 
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