ウイルスはアメリカンのせいだと?【チャイナ・アンセンサード】

中国政権は新型コロナウイルスの発生を利用して
プロパガンダの戦争を展開
それに対して激しい反発も

「China Uncensored」へようこそ。キャスターのクリス・チャペルです。

命に関わるコロナウイルスに関する情報が錯綜する中、ついに答えが出ました。ウイルス感染の原因について多くの疑問や推測がありますが…

中国の人々がコウモリをスープにするとか、中国のバイオラボから漏れがあったとか、中国共産党の上層部での隠蔽…などなど。

いいえ!実は「アメリカのせい」だと判明。中国のソーシャルメディアは「ウイルスの発生源は米国だ」と大々的に主張。

台湾のテレビのClipsと米国の報道番組内の見出しに付けた誤った字幕がその主張の根拠として用いられたのです。

この画面の中国語字幕は「アメリカCDCは確認した。最初のコロナウイルス感染が米国で発生」

この翻訳は 国家が意図的に関与したものか、あるいは単に担当者の読解力の問題なのか 不明です。

しかし、中国共産党はコロナウイルスの大流行を盛大なプロパガンダ攻勢に転じています。党はやけに光沢のある分厚い本を出版。「2020大国戦疫 伝染病と戦う中国」。基本的に 国営メディアが発表したコロナウイルスに関するすべての報道の再編集です。

さて、何を書いたのでしょう?「全ての証拠が覆され、中国メディアに対する大衆の怒りを買ったにもかかわらず、中国共産党は疫病の初期から大きな知恵と有効性を持って立ち向かっている」

なるほど。自分こそが物語の主人公だと思い込んでるようだね。たとえ自国民を日常的に殺害している独裁政権であっても、勝手に「国民の代表」にならないでほしいね。

「大国戦疫」は中国メディアで大絶賛されました。とりわけ 中国メディアの究極の大ボス「中央委員会広報部」が発行したもんだから。「中央委員会広報部」=元「宣伝部」

中国政権によるプロパガンダの戦いが、中国で禁止されている米国のソーシャルメディアでも進行。国営「新華ニュース」のこの世論調査のように、「コロナウイルスの発生に対する中国の戦いで最も印象に残ったのはどれ?」

まあ、良い選択肢だらけだね!
WHOまで加勢して中国共産党の疫病対応を大絶賛しています・・・

 
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