健康不安説?トランプ大統領 ユーモアでメディアの中傷に反論

11月の大統領選が近づくに連れ、米国ではトランプ大統領への誹謗中傷やフェイクニュースが白熱化しています。トランプ大統領は13日にウェストポイントの陸軍士官学校の卒業式に出席しましたが、同日、メディアはトランプ大統領の健康不安説を大々的に報じました。トランプ大統領は6月20日のオクラホマ州タルサ市での選挙集会で、フェイクニュースや中傷に反論しました。

トランプ大統領(2020.06.20)
「ファーストレディのメラニアに聞いた。ウェストポイントの陸軍士官学校の卒業式でのスピーチはどうだったのか。トレンドランキング1位だからいい感じだったと思っているが。彼女は、『いいえ、メディアはスピーチのことは全く言及しないで、パーキンソン病の可能性があるというフェイクニュースを流した』と言った」

6月13日、トランプ大統領はウェストポイントの陸軍士官学校の卒業式に出席しました。その際、メディアはトランプ大統領がスロープをゆっくり降りる場面を捉え、健康不安説を大々的に報じました。20日のオクラホマ州での選挙集会でトランプ大統領は、当時のスロープを降りる真似をし、真実を明かしました。

トランプ大統領(2020.06.20)
「(陸軍士官学校の校長と)スロープの終わりに近づいたとき、フェイクニュースを作る人たちが、切り抜いて一部だけを取り上げた。なぜなら、当時残り10フィートの所で、残りは走って行くと校長に言った。とてもハンサムだった」

当時の映像を見てみると、大統領は滑らないようにゆっくりと降りていただけで、最後に着地する際には軽快な足取りを見せていますが、このシーンはメディアによってカットされていました。同日、トランプ大統領は片手で水を飲むことができないと大々的に報じられていましたが、ウェストポイントの陸軍士官学校の卒業式当日は、30分近くのスピーチに加え、暑い太陽の下で1時間も、卒業生一人一人に敬礼をしていました。

トランプ大統領(2020.06.20)
「彼らは、私が片手でコップを口まで運ぶことができないと報じた。私はあの日、600回以上も敬礼をした。このように。しかも水を飲んだのは敬礼の前だ。何が問題なんだ?」

トランプ大統領は手が震えていたのは、唇を水で湿らせたいだけで、ネクタイにつかないように気をつけていたからであると説明し、集会では水の入ったグラスを持ち上げて、当時の状況を再現しました。

トランプ大統領(2020.06.20)
「水を飲んだ後、私は自分のネクタイを見た。コップを持って。ネクタイに水が跳ねると古く見えるから。だから私はコップを持ち上げて口に持っていくときに、万が一を考えて・・彼らは私にもう一つの病名を与えた。私が別の病気にかかったと言った」

当時の再現が終わると、トランプ大統領はグラスを脇に投げ捨て、マスコミの中傷にユーモアを交えて対応しました。会場の支持者からは拍手と歓声が絶えませんでした。

 
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