トランプ大統領が労働者への6つの公約を発表 2020米大統領選

トランプ大統領は8月6日、オハイオ州の家電メーカー、ワールプールの工場を訪れ、演説を行いました。演説では、米国の労働者と6つのことを約束しました。

2016年の選挙期間中、トランプ大統領は米国の労働者と、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)からの離脱、米国の雇用を守るための最高の貿易代表者の任命、不公正な貿易と戦うためにあらゆる法的手段を使うこと、中国を為替操作国として指定すること、中国の経済侵略に対抗すること、米国の雇用を守るために関税を引き上げることなどの公約を掲げました。

トランプ大統領
「わたしは皆さんの大統領として、米国人と米国労働者のためのこれらの約束を、例外なく全部守った」

6日、トランプ大統領は再選に向けて、米国の労働者との間でさらに6つの約束をしました。

・中共ウイルスの撃退
・疫病による苦難からの経済の回復
・米国を医療用品と医薬品の最大の生産国にすること
・国家の安全保障と繁栄に不可欠なすべての主要産業の現地生産
・関税を含むあらゆる手段を用いて米国の雇用を実現し、企業を国内に戻すこと
・常に米国の労働者を第一に考えること

6つの公約に沿って、トランプ大統領はこの日、2つの大統領令とカナダへの追加関税を発動する布告に署名しました。

トランプ大統領
「少し前に、わたしは大統領令に署名した。必須薬品の確保において、我々は米国製を購入する」

この大統領令は、政府部門に米国で生産された必須医薬品を購入させる一方、製薬業界に対する無用な規制を撤廃するためのものです。

また同日、トランプ大統領は米国のアルミニウム製造業を保護するため、カナダのアルミニウム製品に10%の追加関税を課す大統領布告に署名しました。

トランプ大統領
「いつものことだが、カナダは我々から得をしている。私は布告に署名した。カナダは我々のアルミニウム業を破壊してており、我々の雇用とアルミ業界の労働者にとって不公平だ。」

トランプ大統領は今回、オハイオ州を選んで新たな選挙公約を発表しました。 2016年の選挙では、トランプ大統領が8ポイント差でオハイオ州で勝利していました。

 
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