「金門砲戦」62周年追悼式典 米駐台湾代表が総統と共に出席

台湾は8月23日、国民党軍と共産党軍の間で1958年8月23日に行われた金門砲戦62周年を記念しました。 米国在台湾協会台北事務所のブレント・クリステンセン所長が初めて金門での追悼式に参列しました。

中華民国の蔡英文総統は23日、金門で行われた「金門砲戦」の追悼行事に参列しました。

1958年8月23日、中共の解放軍が中国福建省に近い台湾の離島、金門島に砲撃を開始し、多くの軍人や民間人が犠牲になりました。台湾の国軍も反撃し、激しい応酬は1か月以上続きました。

金門防衛指揮部報道官 劉強華氏
「平和は国民のコンセンサスだ。八二三砲戦は世界的にも有名で、台湾海峡の安全の礎を築いた」

追悼行事には、米国在台湾協会台北事務所のブレント・クリステンセン所長も出席し、米国の台湾に対する支持を表明しました。その後、クリステンセン氏は水頭埠頭に移動し、1954年の九三砲戦で金門で戦死した2人の米軍将校の慰霊碑に献花しました。

国民党軍退役軍人 頼任軒氏
「戦争は冷酷で、平和は意義がある。中華民族は平和を愛し、人々が共存できる社会を願っている」

近日、中共唐山海事局は航行警報を発し、8月24日の0時から9月30日の24時まで、中共軍が渤海海域で1か月以上にわたって実弾射撃活動を行うと発表しましたが、これは台湾に対する軍事的な威嚇を行う意図が明確に示されていると見られています。

元中華民国総統の馬英九氏は21日、蔡英文総統の両岸政策を批判しました。 蔡総統はこの批判に対して、「台湾人民の生存権を確保する。これは総統の職責であって、挑発ではないことを厳正に表明する」と述べしました。

 
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