NY市のJFK空港で14万枚の「N95」偽造マスクを押収

米税関当局はこのほど、ニューヨーク市の国際空港で香港から輸送されてきたとされる14万枚の医療用高機能マスク「N95マスク」の偽造品を押収しました。税関当局は、これら偽造マスクには正規品に相当する防御効果がなく、医療従事者の中共ウイルスへの感染リスクを高めると指摘しています。

ニューヨーク市に位置するジョン・F・ケネディ国際空港の米税関・国境警備局(CBP)は1月15日、「貨物管理部門と法執行部門が昨年12月2日と8日にそれぞれ、香港から輸送されてきたとされる3M(スリーエム)社製の「N95マスク」の偽造品を押収したと発表しました。偽造マスクの数量は14万枚に上り、金額は158,400米ドルに達すると推算されています。

税関当局は専門家による査定と米大手製造会社・3M(スリーエム)社への確認を経て、これらのマスクが偽造品であると確定しました。

米税関・国境警備局は、「N95」の偽造マスクは病院、療養所、診療所などの医療機関で使用される可能性があり、偽造マスクには正規品ほどの防御効果がなく、医療従事者の命を危険にさらしかねないと指摘しています。

中共ウイルスの感染が世界的に流行して以降、全米各地の税関では1,400万枚以上の偽造マスク、米食品医薬品局(FDA)の規制対象になっている18万個のウイルス抗原検査キットと数千個の医薬品を押収しています。

 
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