CNNのスタッフ「プロパガンダでトランプを追い出した」プロジェクト・べリタスが隠し撮り映像を公開

真実を調査報道する米非営利団体、プロジェクト・べリタス(Project Veritas)は、秘密裏に撮影された映像を公開しました。その映像には、CNNの社員が、トランプ前大統領の退陣に一役買ったCNNの功績を認め、また中共ウイルスの話に飽きてきたため、CNNが新しい話題に焦点を当てることについて話す様子が映っています。

ジェームズ・オキーフ氏が主宰するプロジェクト・べリタスは新たに撮影された映像を公開しました。その中で、CNNの技術ディレクターのチャーリー・チェスター氏が、2020年の選挙戦でバイデン大統領を支援したCNNの様子を詳細に語っています。

CNNの技術ディレクター/チャーリー・チェスター
「ジョギングする映像で『私は健康だよ』というイメージを作ったり、サングラスをかけた映像で、彼(バイデン氏)を若々しい高齢者として描いたりした」

今回公開された映像と発言は、幾つかの異なる機会に撮影されたものをつなぎ合わせており、編集され完成したビデオに十分注意する必要はあります。とはいえ、このビデオはチャーリー・チェスター氏の言葉を、完全な文として多数伝えているので、編集によるミスリーディングは低いと思われます。

ビデオの中でチェスター氏は、トランプ氏を選挙で落選させる上での、CNNの功績を認めており、同氏がCNNに来た目的もそこにあると語っています。チャーリー・チェスター氏はまた、トランプ氏の健康について、CNNが一連のプロパガンダ・ストーリーを捏造したことも認めています。

CNNの技術ディレクター/チャーリー・チェスター
「トランプ氏の件では私たちはうまくやった。たとえば彼の手が震えていたとか、何でも。多くの医療関係者を連れてきて、皆にそんな風なストーリーを語らせたんだ。それはすべて憶測さ。彼に神経障害があるとか、キレたとか、不適格だとか、いろいろね。私たちは物語を創作していた。実際にどうだったかなんて知らない。つまりそういうこと。あれはプロパガンダなんだよ」

このCNN社員によれば、CNNはトランプ氏を退陣させることに焦点を当てていましたが、今は別の問題、気候変動に焦点を当てているといいます。チェスター氏は人々は中共ウイルス関連の話にはそろそろ飽きがきていると指摘し、中共ウイルスの次は気候変動が話題の中心になると述べています。

CNNの技術ディレクター/チャーリー・チェスター
「だからこれが次の焦点になる。私たち(CNN)の焦点は、トランプ氏を大統領職から追い出すことだった。言うまでもないが。そして、次のテーマは気候変動を意識させることだ」

チェスター氏によると、この決定はCNN組織のトップが下したもので、すでに社員に伝えられているといいます。技術ディレクターであるチェスター氏は、番組の内容について意見を述べることはなく、編集会議にも参加していないようです。

しかしオキーフ氏は、ニュースサイト「Mediate」での声明で「チャーリー・チェスター氏は、技術ディレクターとしてCNNニュースルームの日常業務に深く関わっている。」と述べ、「チェスター氏は諸々の決定に立ち会っており、その決定が誰によって下されたかも知っている。チェスター氏はCNN組織内部の行動様式に精通しており、社内で指示・命令がどのように行われるのかをビデオの中で説明している」と指摘しています。

ジェームズ・オキーフ氏はこの動画は第1弾にすぎず、さらに続編があることを示唆しています。

 

 
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