アップル、中国での顧客データへのアクセスを認める

Appleは間もなく、中共政権下の国営企業に中国内のユーザーの個人情報を保存します。この動きは、データの安全性が確保されるかどうかという問題を提起しています。報道をご覧下さい。

自らをプライバシーの擁護者であると主張するAppleですが、中共政権の要求に譲歩しています。5月17日、ニューヨークタイムズが暴露する記事を発表しました。

報道によると、Appleは中国内の顧客データを中共国営企業のデータセンターに保管する準備を進めています。

中国で収集された全ての個人情報とデータを中国国内に保管するよう義務付ける、中国サイバーセキュリティ法に従い、Appleは昨年、中国内の顧客データに関する法的所有権をもデータ管理会社「貴州クラウドビッグデータ(GCBD)」に譲渡しました。

報道によると、Appleは中共政権の増大する要求に対し、他国ではどこでも使用している暗号化テクノロジーを放棄し、情報をロック解除するためのデジタルキーをGCBDのデータセンターに保管するといいます。

デジタルキーも中国に置くということは、反体制派や人権擁護派を徹底的に監視・迫害している中国共産党が望めば、データにアクセスできることを意味します。

一方、Appleは中国や同社が運営するあらゆる場所で、ユーザーやそのデータのセキュリティを危険に晒すことはないと主張しています。

報道はまた、iPhoneを製造するAppleが中共の規制当局に従い、アプリを積極的に検閲・削除していることも明らかにしています。

Appleは今年6月、GCBDのデータセンターに、中国内の顧客データを保存する見通しです。

〈字幕版〉

 
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