米下院議員 中国国民による中共への訴訟を支援

ある米下院議員が中国の天安門大虐殺を追悼するイベントに参加するため、南カリフォルニアを訪れました。彼は中国の人々が中共を訴えることを支援する提案も行っています。報道をご覧下さい。

クリス・スミス氏はニュージャージー州第4区選出の米共和党下院議員です。6月5日、クリス・スミス議員は自宅から遠く離れたカリフォルニア州モハーベ砂漠の真ん中で、32年前の中国天安門大虐殺を追悼する民主派イベントに参加しました。スミス議員は中国共産党による中国国民への人権侵害を非難しています。

ニュージャージー州/クリス・スミス共和党下院議員
「彼(習近平氏)は、他に類を見ないほどの人権侵害を行っている。ウイグル人に対するジェノサイド香港、そして人々を追いかけ回すやり方、今なお続く臓器摘出等の法輪功学習者に対する迫害。これらは常軌を逸しており、全て中国共産党の指導者の指示によるものだ。つまり習近平氏に直接の責任があり、人道に対する罪の責任を問われるべきだ」

スミス議員は、中共が長年にわたる米国や他の国々とのビジネスを通じて、しばしば知的財産を盗み、勢力を拡大してきたことを指摘しています。

ニュージャージー州のクリス・スミス共和党下院議員
天安門事件の直後、私は人権問題において有意義な実質的進展が見られない間は全世界が中国との貿易を拒否する必要があると考えていた。それができなければ、貿易は成立しない。残念なことに企業は目先の利益を追い求め、実に近視眼的だったために、翻ってこれらのテクノロジーを手渡してしまった。それが今になって撥ね返り、私たちを悩ませている」

スミス議員は中共の軍事技術が米国のものと酷似していることを指摘し、中共による検閲とプロパガンダの輸出に警鐘を鳴らし続けてきました。スミス議員は中国の国民が中共の犯罪を明確に認識することの重要性を強調しています。

ニュージャージー州のクリス・スミス共和党下院議員
「中国の国民は知る必要がある。愛国精神や自国への敬意は、中国共産党への敬意ではないことを。中国共産党の目標、その手段、特に常態化している拷問、これらは実に非倫理的であって、人間の生命や権利を尊重するものではない」

昨年4月、スミス議員は「2020年世界保健機関に対する国家的不実表示の犠牲者のための補償法(H.R.6524)」を提出しました。もし制定すれば、外国主権免責法を放棄して米国市民が米国の裁判所で中国共産党を訴え、金銭的損害賠償を請求できるようになります。

スミス議員は中共に対する訴訟が、人々が中共の犯罪的体質を理解する手掛かりとなり、犠牲者や遺族を少しでも救済することが出来ると考えています。しかし、スミス議員は今年3月にこの法案を再提出しましたが、米議会下院はまだ関心を示していません。

〈字幕版〉

 
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