中国共産党は既に台湾への侵攻計画を策定しているのでしょうか?中国国営の造船大手・中国船舶工業集団(CSSC)が発行する軍事雑誌「艦船知識」はこのほど、台湾へ侵攻するための3段階の軍事シナリオを発表しました。
7月1日、中国国内で広く発行されている軍事雑誌「艦船知識」は、記事と動画を掲載し、台湾攻撃を想定した3段階の軍事シナリオを公開しました。
第1段階:中距離弾道ミサイルを発射し、台湾の空港、弾道ミサイル早期警戒システム、対空ミサイル基地、軍事指揮所などを破壊する。
第2段階:巡航ミサイルにより台湾の軍事基地、兵器庫、レーダーシステム、通信施設、高速道路などの要所を爆撃する。
第3段階:軍艦とロケット部隊が砲撃を行い、上陸の障害物を破壊する。その後、海軍陸戦隊と水陸両用機械化師団が台湾に上陸する。
この段階的な軍事シナリオは、7月1日に行われた、中国共産党創立100周年記念式典での習近平総書記の台湾に関する演説後に発表されました。
この記事が民主主義体制の台湾にとって、どのような意味を持つのでしょうか。
台湾国策研究基金会の軍事専門家は、大紀元時報に対し、この計画を過小評価すべきではないと語っています。これは、中共が台湾侵略の計画を既に持っていることを示唆していると指摘しています。
一方、台湾の国防安全研究院の所長は異なる意見を持っています。彼は大紀元時報に対し、この記事はただのプロパガンダにすぎず、同雑誌は毎年この時期に同様の記事を掲載していると述べました。
また、この台湾侵攻計画は「編集者や記者のグループが作成した、単なる机上の戦略に過ぎない」とも述べています。