テキサス州司法長官 2020年大統領選で不正は事実と言明=CPAC2021

テキサス州司法長官は、7月9日から11日までの日程で開催された保守系政治家や活動家らが参加する保守政治行動会議(CPAC)で、選挙の整合性について演説しました。ペンシルベニア州では、当局者が各郡に対し、監査人に第三者へ選挙システムへのアクセス権を与えないよう指示しました。また、アリゾナ州マリコパ群では、昨年の大統領選挙の集計結果をめぐり、3度目の投票集計を行っています。

テキサス州司法長官のケン・パクストン氏は11日、テキサス州ダラスで開催されたCPACで2020年の大統領選挙における不正投票は事実であると語りました。

テキサス州司法長官 ケン・パクストン氏
「人々が選挙不正はないと言うが、私はこう言いたい。私の事務所では現在、選挙不正に関する511件の訴状が、COVID-19により法廷で審理が遅れている。また、他にも386件の調査を行っている」

パクストン氏は、これら897件は選挙不正の調査を開始して以来、過去数年間の総計を上回っているといいます。

また、昨年の米大統領選挙においてテキサス州とジョージア州は、4年前の選挙とほぼ同様の投票結果だと述べています。

テキサス州では、郡が郵便投票により選挙法を違反することを阻止するために、パクストン氏は自身の事務所は対策を講じたが、ジョージア州は別の道を歩んだと述べています。

テキサス州司法長官 ケン・パクストン氏
「その違いは、テキサス州は12件の訴訟を起こしたが、ジョージア州は不在者投票の際に署名の照合を行わないことに対する同意判決に署名し、完全に屈服したことだ」

パクストン氏は、テキサス州は選挙不正に対抗し続けると表明しています。

ペンシルベニア州では、州当局が郡に対し、第三者が投票システムにアクセスすることができないよう指示しています。しかし、ペンシルベニア州共和党のダグ・マストリアーノ上院議員は、この指令は選挙を監督するために州議会に与えられた憲法上の権限に違反していると指摘しました。

マストリアーノ氏のこの発言は、ペンシルベニア州議会共和党が2020年大統領選挙のフォレンジック監査を行うための計画を推進していることに関連したものです。マストリアーノ氏はエポックタイムズに対し、ペンシルベニア州の監査をアリゾナ州マリコパ郡で行われた監査よりもさらに詳細な監査を実施したいと語っています。

一方、民主党関係者らは2020年の大統領選挙はペンシルベニア州において、ほとんど問題なくスムーズに行われたため、監査の必要はないと主張しています。

アリゾナ州では、集計結果をめぐり州議会が3度目の投票集計を行っています。投票用紙の総数が、手作業による集計数と一致しているかどうかを確認するため、投票用紙は集計機器を通じて集計が実施されます。監査人は、郵便投票の署名をチェックし、すべてを数回にわたりチェックする予定だと述べています。

最終報告書は来月中に州議会上院に提出される予定です。

 
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