テレビ中継中に連行されたキューバ人YouTuberが帰宅

7月11日にキューバ各地では、大規模反政府デモが行われ、当局は治安部隊を出動させました。ネット上にはデモ参加者が逮捕されたり、殴打されたり、撃たれたりする動画が続々と公開されています。あるキューバ人Youtuberは、スペインテレビ局のインタビューを受けている最中に逮捕されました。

キューバ人YouTuberのディーナ・スターズさんもデモに参加し、「Patria y Vida(パトリア・イ・ビダ)」と叫んでいます。

「Patria y Vida」というのは、共産主義者チェ・ゲバラ氏のスローガン「祖国か死か」をもじった「祖国と生を」という意味です。

スターズさんは13日、スペインのテレビ番組のインタビューを受けている際に、警察に中断され、連行されました。

キューバ人YouTuber ディーナ・スターズ氏
「彼らはスペインテレビの生中継中に私を連れて行こうとしている。私に何かあったら、キューバ政府に責任を取らせる。私は行かなければならない」

この動画は、ツイッターユーザーによってアップロードされたもので、スターズさんがキューバ警察に連行される瞬間のものだと述べています。

14日、スターズさんは家に戻ったことを報告し、虐待や人質にされることはなかったと述べています。

キューバ人YouTuber ディーナ・スターズ氏
「彼らは私がデモ活動を扇動したとして連行した。しかし、私にひどい仕打ちはしなかった。巷で言われているような拷問も受けていない。彼らは私を不当に扱うことはなかった。あなた方は、私が真実の側にいることを知っているはずだ」

キューバからの亡命者による人権団体「Cubalex(キューバレックス)」によると、7月11日から13日の間に、行方不明または拘束された人は少なくとも148人に上り、12人は釈放されています。

 
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