中共の非人道的防疫措置で船員が上陸できず【禁聞】

中共当局は疫病流行の「リセット」を政治任務に掲げて、中国各地で監獄式の防疫措置を講じ、船員の上陸の禁止や市民の帰宅の阻止といった非人道的手法を採用しています。中共はいわゆる「疫病伝播者」を厳しく処罰しながら、疫病を世界に広めた自身の責任は果たそうとせず、国際社会が疫病の出所をトレースすることは拒否しています。

8月18日、鄭州市の管城回族区の居住区が封鎖を解除され、住民が喜びの声を挙げました。

鄭州市民
「出て来たぞ!私は自由だ!」

「ようやく仕事に行ける!」

鄭州市の別の封鎖地区の住民は次々とウェイボーに「私も封鎖を解除されたい!」「金水区はいつ解除されるんだ?」「新鄭龍湖はいつ解除になるんだ!!!!私たちはもう半月も収入がないのだ。私たちが餓死するのを見ていたいのか?」などと悲痛な声を投稿しています。

鄭州は洪水後に感染が拡大し、中共は再度強硬な防疫対策を講じて都市封鎖と建物の封鎖を行いました。ラジオ・フリーアジアは8月4日、鄭州市京広路(けいこうろ)と長江路が接する場所にある海豫花園(かいよ かえん)居住区3号マンションで感染者が見つかったためにマンションが封鎖され、フードデリバリーサービス業者は配達ができず、管理会社からの供給も滞っていると報じています。マンション内には食糧が底をつきそうな住民が多く、助けを求める声を挙げていました。

住居を封鎖された市民が助けを求めるのは今回が初めてではありません。中共が極めて厳しい封鎖措置を取っているため、同様の状況は武漢などその他の都市でも発生しています。

北京の時事政治ウォッチャー 華頗氏
「中共の体制は軍国主義体制だ。彼ら(中共)はウイルスをリセットしたいから、厳しい規律を強制する体制や国民の権利がほとんどない仕組みを適用して監獄式防疫措置を講じている。これは人間の自由を侵害していると言える」

防疫措置の厳しさに、助けを求める声が高まっていますが、遠洋漁業に出ている中国の船員も例外ではありません。

漁業船舶「宏進輪」は7月30日にフィリピンを出発してから、船員10人余りが次々と発熱や嘔吐を発症しましたが、目的地だった江蘇省南通市の如皋港((じょこう-こう)は防疫対策を理由に「宏進輪」の入港を拒否しました。船員は舟山市の外洋を10日以上もさまよい、やむなくインターネットで救助を求めて世間の耳目を集めたところ、8月9日に舟山市政府がようやく重い腰を上げ、船員16人がPCR検査で陽性を示していることを確認しました。

漁業船舶「宏進輪」の船員
「我々はどうやっても南通市に行くことができない。だから我々は舟山市政府と海事(部門)に援助を申請するしかなかった。だが今日になっても政府と関連部門は…しかも我々にここを立ち去れという。南通市に向えと。我々船員の状況は現在どんどん悪化していて、感染状況もますます深刻化している。発熱が蔓延して手の打ちようがない」

「宏進輪」の一件は特殊なケースではありません。中国メディア「第一財経」は昨年、国際航海船舶で働く中国国籍の船員約8万人が、健康であっても上陸を拒否されていると報じています。当局が疫病「リセット」を政治任務に掲げたことで、防疫の主体責任が港に押し付けられたため、現在のところ大部分の港が外国籍の船舶の船員の上陸を認めていないと中国の複数の港の関連職員が証言しています。

帰る家があるのに帰宅できないのは、外洋船舶の船員だけではありません。厳格な管理によって、北京市民も市内に入る手前で拒否されています。

市民
「私たちは今、北京に帰れないでいる。私たちは核酸(PCR検査の結果)があるし、鄭州ではなく、新密市を経過しただけだ。あなたが私たちを通してくれないのなら、私たちはどこへ行けばいいのか。誰に言えばいいのか」

警察
「私は北京の人民警察だ。私が受けた命令は、中高リスク地域に行った経緯のあるいかなる人も、北京に入れてはならないというものだ」

市民
「だが私がいたのは新密県だ。低リスクと書いてある。あなた方はそれを鄭州市だというが、なぜそうなるんだ?私たちはそこを通っただけだ」

警察
「説明しただろう。北京に定住しているのなら、あなたの所属する党支部に、公印を持ってあなたを迎えに来させ、帰ってから四者責任を実行するのだ」

市民
「党支部にどうやって連絡するんだ?ただの庶民がどうやって連絡するのか」

警察
「自分の居民委員会に言え!」

米国在住の独立研究者で時事コラムニストの戈壁東(か・へきとう)さんは、世界で様々な防疫対策が取られているが、中共は最も残忍な手段を講じていると指摘しています。

在米独立研究者で時事コラムニスト 戈壁東氏
「武漢のロックダウン以降、木の棒でのドア封鎖や溶接による封鎖を行ったり、『外出したら足の骨が折れるほど殴り、言い返したら歯が抜けるほど殴る』といったスローガンを公に掲げたり、それから道路を掘り起こして遮断もした。数万人を収容する仮設病院にはトイレが二つしかなく、医者は三日も姿を現さない…たくさんの人が恐らく、ウイルスではなく中共のこうした残虐な封鎖によって亡くなっている。海上封鎖や国境封鎖の類は、実はこのような残虐な手段の延長にすぎない」

最近になって感染が拡大した地域では、政府官僚が防疫対策の不備を理由に処罰されていますが、これはより厳格な「例外なき」政策を実施するよう地方官僚を促しているか、あるいは感染状況をごまかすために行っている可能性があります。

当局はいわゆる「ウイルス伝播者」に対しても、非常に厳格な対応を行っています。江蘇省揚州市に住む64歳の毛さんは、南京市のウイルスを揚州市に伝播した「1号感染者」と当局から認定され、警察から「伝染病防止妨害罪の疑い」で刑事拘留されています。

しかし中共は、新型コロナウイルス肺炎の感染拡大を生み出した張本人であるにもかかわらず、「疫病伝播者」としての責任を果たすことを拒否し、国際社会が疫病の出所をトレースすることも拒絶しています。

 
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