米英 空母艦隊を共同訓練のため西太平洋付近に派遣 対中牽制

最近、米英両国の軍艦が西太平洋付近を航行しました。派遣された両国の軍艦は、数百発の巡航ミサイルを搭載し、各国の海軍を上回る火力を誇っています。

米国と英国の軍艦が、日本の沖縄周辺に集結しました。

集結した米国と英国の軍艦は、ここ数年で最も強力に編成された艦隊だとされています。中国から近い海域への艦隊派遣において、米英が何を念頭に置いているかは明白だと捉えられています。

近年、中国共産党政権は主に台湾に対して軍事的な圧力を強めています。米英の動きは、台湾有事の際に強力な対応が必要になるという警告を発し、中共政権を牽制しているものと見られます。

台湾国家政策研究基金 軍事専門家 李正修氏
「これは中国に対する警告信号を発しているのです。インド太平洋地域における米国の軍事展開や軍事力は侮ることなど出来ません」

派遣された空母は、強襲揚陸艦「アメリカ」、英海軍最新鋭空母「クイーンエリザベス」、原子力空母「カール・ビンソン」の3隻です。

中共軍の元従業員がNTDに語ったところによると、軍事衝突が発生した場合、中共政権は米国に勝つことはできないと述べています。

元中共軍技術管理者 スティーブン・シャア氏
「なぜ米国は西太平洋に、つまり中共の門前に、これほど大きな戦力を置いたのでしょうか。一種の戦略的抑止力だと思います。米国は強い軍事力を示し、中共を大人しくさせるのが目的ですが、実際に戦いが始まった場合、この力は非常に強く、恐ろしいものです。中共は対抗することができないでしょう」

米英の軍艦が集結したのは、共同海上作戦の一環であり、共同訓練を行うためです。共同訓練には日本の自衛隊とオランダ軍も参加しました。

各空母には、およそ数十機の最新鋭戦闘機が搭載されています。空母3隻に搭載されている航空機は計80機近くに達します。

空母のほか、数百発の対地攻撃用巡行ミサイルが搭載された護衛艦や潜水艦が派遣されました。

これらの空母と護衛艦は、各国が保有する海軍の火力を上回っています。

一方、中共が現在保有している空母の数は2隻です。

 
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