広西チワン族自治区 青島などで洪水が多発

陝西省、山東省、広西チワン族自治区の一部地域では、豪雨が数日間降り続いており、各地で山津波や都市部の冠水が発生しています。外出ができなくなった住民は、木の板やベッドのマットレスを船の代わりにして外に出ています。青島市では豪雨によって道路が一面海のようになっています。

広西チワン族自治区の南寧市では8月31日夜から9月1日朝にかけて局地的に豪雨が発生し、都市部のあちこちで水があふれて冠水したため、ベッドのマットレスに乗って外に出る市民もいます。

8月30日、山東省菏沢市では各地で深刻な浸水が発生し、外出できなくなった市民が木の板に乗っている様子が撮影されています。

青島市では8月31日、連続的な豪雨に見舞われて市街地の複数の地域に深刻な浸水が発生し、多くの道路が一面の水で覆われ、多くの自動車が水没しました。

黄島区薛家島の一部地域では、豪雨によって低地が冠水しました。住民はたくさんの車が浸水したと話しています。

青島市薛家島衡山路の李さん
「ここは低地なので、大雨が降ったら水がすべてここに流れてくる。去年と一昨年のほうがひどかった。車はできるだけここに停めない方がいいとみんな知っているが、よそから来た人は知らなかったのだろう。どのくらい酷いかというと、この前の時は、水が車まで達して車が浮いてしまった」

あるネットユーザーが撮影した動画には、嶗山区の景観区で激しい洪水が発生し、北九水景観区の洪水が激流となって山道が通行できなくなった様子が撮影されています。また、嶗山区華嚴景観区でも、付近のレストランや民家が浸水しました。

青島市嶗山区の住民
「これが嶗山華厳寺の洪水だ。みんな見てみろ。今年はこれで二回目だ」

青島市嶗山区華厳景観区の楊さん
「これは大雨のせいだ。山の上の川筋に沿って流れてきた水は今は全部引いた。去年に1回、今年も1回、一年に1回起きていて、先月にも1回あった。華厳寺景観区の上流には非常に狭い川筋があって、上流から流れてきた水がすでに飽和状態になっていたため、水がそのまま広場に流れ込んで、広場に入ってきた水がそのまま住居に流れ込み、何軒もの家が冠水した」

9月1日、山東省の青島市、濰坊市、煙台市、威海市、日照市など多くの地域では雨足が弱まりました。

四川省、陝西省、河南省、山東省などでは9月3日から、ふたたび雨足が強まり、雨天が5日まで続くと予想されています。

 
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