チェコ新政権 中共に厳しい姿勢で臨む

チェコの新政権は、中国共産党に対してこれまで以上に厳しい姿勢で臨むことになりそうです。

東欧のチェコ共和国の新政権が、12月半ばに発足しました。

新外相のヤン・リパフスキー氏は、中共政権に対する強硬な態度を隠しません。昨年10月には、ロシアと中国(共)を「チェコにとっての脅威」と呼びました。そして自国の外交政策に「この見方をきちんと反映しなければならない」と主張しました。

外相はまた、チェコが西側寄りになるのを望んでいると示しました。そして、欧州連合(EU)とNATOとの「強力な連携」を誓い、「新しい人権の伝統を追求する」ことを約束しました。NATOは、米国、カナダ、及び欧州30か国による軍事同盟です。

昨年夏、外相は、チェコの原子力発電所事業への入札において中国(共)を除外するよう求めました。また、台湾とのより良い関係を支持し、民主主義台湾は中国(共)より「重要な経済的パートナー」であり「何倍も大切である」としています。

新政府の中国共産党に対する姿勢は、現大統領と前首相がとった道とは対照的です。両者は中国共産党とロシアに対しては友好的だった一方で、米国とEUに対しては敵対的でした。

政治アナリストは、チェコ共和国の現在の方向性について、「象徴的に言うなら、チェコ共和国におけるポスト共産主義の終焉を意味する」とポリティコに語りました。

〈字幕版〉

 
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