上海でも感染発生 世界供給網にさらなる混乱の可能性

中国の複数の港湾都市で中共ウイルス感染が拡大しています。上海でも感染例が発生し、一部地域で閉鎖式管理が実施されています。上海港は世界最大の国際貿易港であるため、感染を封じ込めることができなければ、世界のサプライチェーンに混乱が生じる可能性があるとされています。

中国の港湾都市で感染が相次いで発生し、中共当局は港湾施設の職員、車両、コンテナの移動に対し、厳格な措置を取っています。報道によると、一部の海運会社は感染拡大による運航遅延を回避するために、寧波港などを避けて上海港や厦門港にコンテナ船を向かわせました。

しかし、上海でも感染例が発生し、13日、上海当局は5人の新規感染者が確認されたと発表しました。

現在、中国の六大コンテナターミナルのうち、上海、寧波、深セン、天津など、四つの都市ですでに感染が発生しています。うち、上海港は世界最大のコンテナ港であり、他の3都市も世界上位10港に入っています。また、東北部の港湾都市、大連でも13日に感染例が確認されました。

米ケース・ウェスタン・リザーブ大学法学部教授 ジュセリーノ・コラレス氏(2022.1.12)
「このトップダウン方式を長く続ければ続けるほど、成長率とサプライチェーンの混乱に与える影響も大きくなる」

ウォール・ストリート・ジャーナルは、中国全土で新型コロナウイルス感染が広がっていることを受け、主要メーカーの工場閉鎖や港湾施設での滞留などの問題が相次ぎ、世界供給網への打撃が再び懸念されていると報じています。

 
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