五輪前夜 北京で感染拡大 競技場付近に軍隊進駐

北京冬季オリンピックが2月4日から始まりますが、北京の複数の区で中共ウイルス感染が拡大しており、さらに中国入りした大会関係者2586人のうち72人に感染が確認されました。地元住民によると、競技場付近にはすでに軍隊が進駐しており、地下鉄には武装警察が配備され、市内の至るところに赤い腕章をつけた人たちが立っているといいます。

北京疾病予防コントロールセンターは1月24日、北京市内で5人の新規感染者が確認されたが、前日の1.5倍であるとし、それぞれ豊台区、房山区、大興区、朝陽区で確認されたとしています。

北京市衛生健康委員会は25日、豊台区の「黄土崗村」と「万柳西園居住区」のリスクレベルを中リスク地域に引き上げたと発表しました。北京市では今のところ、豊台区の「万柳園居住区」が高リスク地域に、他に 6つの地域が中リスク地域に指定されています。しかし、中共当局が一貫して情報を隠蔽しているため、実際の状況はさらに検証する必要があります。

感染状況が最も深刻とされている豊台区では、200万人の住民が強制的にPCR検査を受けています。豊台区にはオリンピック競技場があり、また1月15日以降感染例が増加し続けているため、北京市当局は神経を尖らせています。

中国の元公益活動家 董廣平氏
「中共が行う感染源や感染経路の調査は無意味だ。感染速度が速いうえ、及ぶ範囲も非常に広い。だから都市封鎖措置は、天津にしろ西安にしろ、全て失敗に終わっていることを彼らも分かっている」

あるネットユーザーは、冬季オリンピックの雪上競技のメイン会場となっている張家口市崇礼区は、すでに中共の軍隊によって管理されていると明かしました。北京のジャーナリスト、高瑜さんがツイッターに投稿した動画では、大量の軍用車両が道路を走っています。高瑜さんは、張家口市崇礼区はすでに軍隊が進駐しており、軍隊がすでにパトロールや突発事件の対処に就いていると投稿しています。

また、北京市豊台区の住民は、地下鉄の駅では武装警官が警備にあたっており、さらに「赤い腕章」をつけた人たちも至る所に立っていて、緊張感が高まっていると述べています。

北京市民 郭さん
「地下鉄の駅で武装警察を見た。私は地下鉄で出勤しているが、地下鉄で武装警察が警備にあたっているのを見た。また 『赤い腕章』をつけた人もたくさん立っている」

 
関連記事