中共とロシアの長期的協力関係

北京冬季オリンピックが開幕した日、プーチン大統領と習近平総書記が新たな戦略的パートナーシップを発表しました。しかし、中国(共)のロシアに対する支援は、先月始まったわけではありません。

両国は長年にわたり、米国とその同盟国からの潜在的な制裁を回避し、その影響を軽減するために共に協力してきました。

その取り組みには、貿易関係の強化、米ドルへの依存度の漸減、代替金融システムの構築の試みなどが含まれます。

英紙フィナンシャル・タイムズの報道によると、ロシアと中国は最近、複数のエネルギー取引を成立させ、そのほとんどが米ドルの代わりに人民元で決済されています。

中露は2010年に二国間貿易に自国通貨の使用を開始し、2014年には最初の通貨スワップラインを開設しました。

それ以来、両国間で人民元建てで決済される貿易の割合は、2014年の3.1%から2020年には17.5%に上昇しました。

中国の対ロシア輸出は、2013年の2%に対し、2021年上半期には28%が人民元で決済されています。

また、ロシアは外貨準備高における中国元のウェイトを2017年の0.1%から、2021年6月時点で13.1%に引き上げました。一方、米ドルのウェイトは同期間に46.3%から16.4%まで低下しています。

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