中共駐米大使「中露は正常な貿易関係を維持する」

中共の駐米大使は、中国ロシアと「正常な貿易関係」を維持すると述べました。これはロシアが依然として、欧米諸国から厳しい制裁を受けているためです。制裁はロシアのプーチン大統領に、ウクライナへの侵攻を止めるよう圧力をかけることを目的としています。

3月20日、米CBSニュースが中共の秦剛駐米大使に、中国はロシアに軍事物資や武器を提供するのかどうかを尋ねました。秦氏は、北京当局は「今のところ」いかなる当事者にも武器や弾薬を送ることはしていないと答えましたが、約束はしませんでした。

中共政権は現在、ロシアのウクライナ侵攻を批判しないことで、非難を浴びています。

また、複数のメディアが、ロシアが軍事援助を求めた際、中共政権がある程度の開放性を示したと報じています。

ニューヨーク・タイムズは2月、ロシアがウクライナへの侵攻を準備しているという情報を米国が共有した際、中共当局者は米国の懸念を一蹴したと報じました。米国は中国(共)に、この決定に対してロシアを説得する手助けをするよう求めましたが、中共政権は一転して、米国の情報をロシア政府と共有しました。

また、秦氏はCBSのインタビューで、習近平総書記がプーチン大統領に電話をかけ、ウクライナとの和平交渉の再開を考えるよう要請したと主張しています。

これは、以前のニューヨーク・タイムズの報道と異なるようです。その記事では、米国の諜報員の話を引用して、中共がロシアに北京冬季五輪が終わるまでウクライナに侵攻しないよう求めたと報じていました。

秦氏は、中共政権がロシアを非難することを求める声に対しても、「それでは問題は解決しない」と一蹴しました。

〈字幕版〉

 
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