中共軍機 カナダ哨戒機に繰り返し異常接近

カナダのメラニー・ジョリー外務大臣は2日、中共軍機が、アジアで活動中のカナダ軍機を危険にさらしたと発表しました。

カナダ軍はこの発表の前日、中共軍機がカナダの哨戒機に、搭乗員がはっきり目視できるほど何度も異常接近し、カナダ機の飛行航路を変更させようとしたと明らかにしました。

カナダ軍は、衝突を回避するために飛行経路を急遽変更せざるを得なかったと述べています。

カナダのトルドー首相は、中共の行動を「極めて問題だ」とし、中共当局にこの問題を提起すると述べました。

カナダ政府によると、カナダ軍機がアジアに配備されている間、同様の事例が数回起きています。カナダ軍機の派遣は、北朝鮮に対する制裁で国連を支援する取り組みの一環でした。

カナダ軍機は、国連安保理決議で禁止されている物品の船舶間の積み替えなど、制裁を回避しようとする北朝鮮の試みを監視する任務を負っていました。

近年、中共側のこのような動きは何度も報告されています。

2017年、中共軍機は米軍機に150フィート(約45メートル)まで接近しました。2019年には、中共の戦闘機2機がカナダの軍艦の上空を飛び、1,000フィート(約300メートル)まで接近しました。

〈字幕版〉

 
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