国産ワクチン接種後の子供約1000人が糖尿病を発症 保護者が公開書簡

中国では国産ワクチン接種後の子供約1000人が糖尿病を発症し、保護者が公開書簡で訴えました。子供たちが発症したのは1型糖尿病で、インスリンを一生涯打ち続ける苦痛を受けなければなりません。

7月4日、中国全土の30の省、自治区、直轄市から集まった保護者が、インターネットに助けを求める公開書簡を投稿しました。彼らの子供は国産の新型コロナウイルスワクチンを接種した後、1型糖尿病と診断されました。

1型糖尿病を発症した子供のいる魏歓歓さん
「一番分かりやすい症状は頻尿だ。幼稚園の先生からも、病院に行って検査を受けるよう促された。すると子供の空腹時の血糖値が18.8mmol/L(338.4mg/dL)で、正常値(126mg/dL以上だと糖尿病の診断基準に該当)をはるかに超えていることが分かった。すべての数値が基準値を大きく上回っており、糖尿病との診断が完全に確定した」

魏歓歓(ぎ・かんかん)さんはラジオ・フリー・アジア(RFA)の取材を受けた際に、「息子はまだ5歳で、今年の3月に新型コロナウイルスワクチンを接種しが、子供の血糖値はワクチン接種前は正常で、異常が出たのは接種のあとだった」と話しています。この状況は、同じ時期に糖尿病を発症した約1000人の子供と一致しています。

欧州在住のウイルス・感染症専門家 董宇紅博士
「彼らの家族歴を見ていないが、時間との関連性を考えると、これほど強く、これほど様相が一致している。だからこれとワクチン接種との関連性について、私はかなり強く疑いを抱いており、非常に注意すべきだと考えている」

1型糖尿病を発症した子供のいる魏歓歓さん
「1型糖尿病は年を取ってから発病する糖尿病とは違う。患者の膵臓の機能がすでにインスリンを正常に分泌できないところまでダメージを受けている。今後は毎日三度の食事の前にインスリンを打って、生命維持をしていかなければならない」

実は今年の5月の段階で、600人あまりの子供がワクチン接種後に1型糖尿病と診断されていました。保護者らはインターネットにこのことを投稿しましたが、まもなくして投稿は封殺されました。

当時、中国の多くの著名な医療専門家が、糖尿病とワクチン接種との間の因果関係を示す証拠はないと公に発言しました。そのため、子供に起きた事実に基づいて声をあげた保護者は、デマや陰謀論に傾いた人だと批判されています。

欧州在住のウイルス・感染症専門家 董宇紅博士
「コロナウイルスと糖尿病との間には、複雑に入り組んだ関係が確かに存在している。彼らはmRNAワクチン接種を受けたところ、大部分の人の血糖値が上昇した」

打つ手のない保護者らは、再度公開書簡を出し、文末に「関連部門はどうか投稿を削除しないでほしい。公正な道理と意見を話し合ってもらいたいのだ」と強調しています。

万策尽きた保護者らは子供の面倒を見るため、やむなく辞職したりしていますが、子供の将来を最も案じています。保護者の疲労は心身ともにピークに達し、精神も崩壊寸前です。

 
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