FBI トランプ支持派ペリー議員の携帯電話押収

米共和党のスコット・ペリー下院議員が9日、家族と旅行中にFBI捜査官によって携帯電話を取り上げられました。

ペンシルベニア州選出のスコット・ペリー下院議員は、家族と旅行中に3人のFBI捜査官が訪ねてきて、捜査令状を提示して携帯電話を押収したと声明で述べています。

ペリー議員は、「FBIが現職の国会議員の携帯電話を押収したことに激しい憤りを感じるが、メリック・ガーランドの司法省の指揮下にあるFBIだから、驚くことでもない」と述べています。

声明では、FBIが携帯電話の中から何を探しているかについて知らされたかどうかなどについては詳しく述べられていません。

共和党下院の保守派議員連盟「フリーダム・コーカス(自由議員連盟)」の創設メンバーで現会長のペリー議員は、トランプ前大統領の支持者であり、最も強固な反共産主義議員の一人です。

前日には、フロリダ州にあるトランプ前大統領の邸宅「マールアラーゴ」が急襲を受けました。当時、トランプ氏は不在でした。

トランプ氏は8日夜に声明を発表し、「マールアラーゴは大勢のFBI捜査官に包囲・占拠され、家宅捜索を受けている」「FBIは金庫もこじ開けた」と述べています。

さらに「これは検察による違法行為であり、司法制度を武器として利用している。2024年大統領選に私を出馬させたくないと思っている急進左派・民主党による攻撃だ」と強く非難しています。

一方、ホワイトハウスの報道官は、今回の家宅捜索について事前に知らされていないと述べました。

ホワイトハウス ジャンピエール報道官
「大統領は知らされていないし、当時はこのことについて知らなかった。ホワイトハウスの職員は誰も事前に知らされていない」

 
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