二つ目の孔子学院が閉鎖 「スパイ防止法の制定を」

アジア初の医療系孔子学院である兵庫医科大学の「中医薬孔子学院」が閉鎖されていたことが、メディアの報道によって明らかになりました。 

レポーター

兵庫県西宮市にある兵庫医科大学が、中国の大学と共同運営していた「中医薬孔子学院」が今年2月28日付けで閉鎖されていたことが最近わかりました。閉鎖は国内2例目で、日本では現在13の大学が運営していますが、中国共産党のスパイ機関との指摘もあり、文部科学省が活動の不透明性を問題視しています。

兵庫医科大学が東洋医学の教育・研究拠点として中国の北京中医学大学と共同運営していた「中医薬孔子学院」は、アジア初の医療系の孔子学院として2012年11月に設立されました。今年の2月28日付けで閉鎖しましたが、 大学側はその理由について、「運営母体の中国国際中文教育基金会との協定期間が満了したため」と説明しています。

元兵庫県川西市市議会議員の中曽千鶴子氏は、孔子学院が中共のプロパガンダ機関であることは間違いないとし、監視機関として日本の大学の中に潜んでいると指摘します。

元兵庫県川西市市議会議員 中曽千鶴子氏
「中国共産党は素晴らしいというようなプロパガンダを植え付ける機関であることは間違いないし、また監視機関として日本の大学の中で・・・」

また、孔子学院が教えている中国の歴史は、政治的に検閲された捏造された歴史であると指摘します。

元兵庫県川西市市議会議員 中曽千鶴子氏
「最初の頃は本当に中国共産党から派遣されたような講師の方がいらっしゃったし、今中国語を教えるということで」さらに、覇権主義に突き進んでいる中国共産党は日本の土地を大量に買い上げ、スパイを送り込んで人口侵略、心理的侵略を行っているとし、スパイ防止法制定の必要性を訴えています。

元兵庫県川西市市議会議員 中曽千鶴子氏
「日本の情報もどんどん流出していると思うので、しっかりとしたスパイ防止法の制定を求めたい」

日本では2005年に立命館大学が初めて孔子学院を設立しました。2019年までに15の大学に広がり、現在は13の大学がまだ運営を続けています。中曽氏は、これらの孔子学院を直ちに閉鎖し、日本国民は中共の各種浸透手段について見極める必要があると強調しました。

 
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