青海省の都市封鎖 住民「生きていけない」

青海省の省都・西寧市では、今年4回目の都市封鎖が行われ、多くの住民は食料が購入できない、病院に行けないと訴えています。また、ゴルムド市などでは2か月以上封鎖が続き、多くの人が家に帰ることもできないといいます。

西寧市は10月21日から4回目の封鎖管理を実施しています。23日、あるネットユーザーが、知らせが出されたのは午後1時近くで、2時には封鎖が実施されたことを明らかにしました。多くの人がショッピングモールの床に段ボールを敷いて寝ており、出稼ぎ労働者らはトイレで暖をとっているといいます。多くのネットユーザーは、食料品価格が高騰し、病院にも行けないと明かしています。

西寧市の住民によると、当局が突然封鎖を発表したため、食料品を買いに行く暇もなく、多くの居住区では何も買えない状態だといいます。

西寧市民 王さん
「ここ2日間は静態管理で、封鎖されたばかりです。野菜は買えのもあり、買えないのもあります」

また、ゴルムド市を含む青海省の多くの地域では、いわゆる封鎖管理が2か月以上続いており、多くの人々が家に戻ることができず、苦しんでいます。

青海省住民 劉さ
「70日以上も封鎖管理下に置かれ、人々は気が狂う寸前です。夫は出稼ぎに行っていて、昨日戻りましたが、PCR検査をやっていないと言って帰って来られなくなりました」

青海省住民 劉さん
「ここは何百キロも先まで人家のない辺鄙なところですが、PCR検査はほぼ毎日行われています。 昨日は顔や頭がほこりだらけで、地面に布団を敷いて寝ている人たちを見かけました。ここの気温はマイナス10度以下です。また、車の中で寝ている人もいて、食料も寝るところもなく、本当に気の毒です。地元政府に何度も助けを求めても、政府は何もしてくれません。庶民は生きていけません」

 
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