中国で戸籍の抹消が倍増

中共当局は、中共ウイルスによる感染状況をずっと隠蔽しており、発表した重症者数や死亡者数も極端に少なく、国内外から疑問視されています。

江蘇省の医療関係者、王寧さんは1月25日、ラジオ・フリー・アジアの取材に対し、中共の医療部門と民政部門の内部資料によると、昨年12月初めから戸籍を抹消する人が前年より3倍から5倍も増えており、もっと多い地域もあると明かしました。

江蘇省の医療関係者 王寧さん
「例えば、ある都市で今月100人が死亡したと発表したとすると、実際は300人から500人が死亡しています。 私の友人には公務員もいますが、戸籍抹消手続きの数が、通常の3倍もあるそうです。他の都市で葬儀関係の商売をしている人からは、ほぼ4〜5倍増えていると聞きました」

王さんは、中国の二線都市、三線都市の医療条件が悪いため、死亡者がさらに多く、中共の疾病予防管理センターの疫学専門家の吳尊友氏は、入院して死亡した7万人だけを強調し、自宅などで亡くなった人については言及していないと指摘し、当局が発表した病院での死亡者数も信用できないと述べました。

英BBCは1月25日、記者が山西省北部の農村を訪れた際、地元の死者数は相当な数に上り、さらに増え続けていることに気づいたと報じました。また、当局が発表した死亡者数には、自宅で亡くなった人は入っていないと伝えました。農村部では、医療施設が少ないため、病院に行かず自宅で亡くなる人がほとんどで、こうした人たちはカウントされていないといいます。

大紀元が入手した内部文書によると、1月2日の時点で、南京市の火葬施設では1か月間の火葬数が通常の6〜7倍に上り、最も多い日には761体火葬したといいます。

武漢市民政部門に近い情報筋は26日、ラジオ・フリー・アジアに対し、武漢市黃陂区でこの1か月間に5千人以上が中共ウイルスの感染により死亡したと述べました。 これは、過去1年間の死亡者数に相当する数字で、共産党が防疫対策を緩和したとたんに、地元の感染者が激増したといいます。 基礎疾患を持つ高齢者の多くが亡くなり、この1か月の死亡者数は例年の数倍に達し、黃陂区周辺には、新しいお墓がどんどん増えているといいます。

この人物はさらに、武漢市民政局から遺族に支払われる葬儀費用が大幅に増えたと語りました。社会保険に加入している場合、遺族が民政局に行って葬儀費用を申請し、それから火葬証明書を提示し、戸籍の抹消手続きを行います。これらのデータはすべて当局のコンピューターに保存されているのですが、当局は公開しないといいます。

中共当局が発表した桁違いの死者数に対し、国内外から疑問の声が上がると、中共は1月25日に全国の重症入院患者数を発表し、「1月5日の12万8千人をピークに減少している」と発表しました。

中国には14000軒余りの二級以上の病院があります。当局のこのデータに基づくと、1月5日のピーク時の病院1軒あたりの入院患者数は平均9人という計算になり、実態とはあまりにもかけ離れていることがわかります。

上海市民 胡建国さん
「地元の環境衛生局に知人がいますが、彼は上司から病院に遺体を積みに行くよう指示され、トラック1台に70体の遺体を積んだと聞きました。 彼は上海市第九医院と曙光病院を担当しましたが、遺体を火葬場に運んで行っても置き場所がなく、バナナを保管していた冷蔵室を空け、遺体を上に積み重ねているそうです」

当局が発表した重症者数と死亡者数について、中国の人々は信じていません。国際社会も中共当局に対して真実の情報を公表するよう求め続けています。

米国家安全保障会議のジョン・カービー報道官
「彼ら(中共)は完全な透明性を持って対応しておらず、これらの数字の真偽についてコメントすることはできません。 私たちは中国に対し、何が起きているのかについて透明性を持って説明するよう求めます」

中国ではこの3年間で、一体どれほどの人が亡くなったのでしょうか?

法輪大法創始者、李洪志氏は1月15日、中共は感染状況を隠蔽しており、中国ではこの3年余りですでに4億人が死亡し、この疫病が終わるころには中国で5億人が死亡するだろうと述べました。

中共ウイルスによる感染死は中国各地で増え続けており、多くの人々が疫病から逃れる方法を探しています。

李洪志氏は、2020年3月に発表した文章『理性』の中で、次のように指摘しています。

「実は、疫病そのものは人心、道徳が退廃し業力が大きくなった人に狙いを定めている」「しかし、今の中共ウイルス(武漢肺炎)のような疫病は目的と目標を定めている。中共ウイルスは邪党の党員、中共邪党の支持者を淘汰するためにやってきたのだ」「中共邪党を遠ざけ、邪党を支持しないことだ。なぜならば、邪党の背後にいるのは赤色の魔だからである。ならず者のように振る舞い、悪事の限りを尽くしている」「人間は、自分自身のここが良くない、改心の機会を与えてくださいと心から神に懺悔すべきだ。これこそ対策であり、特効薬なのだ」

 
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