中共両会の宣誓で「偽憲法」使用の疑い

2月に迫害で死亡した法輪功学習者19名
中共による法輪功への迫害は、止まることを知らず、法輪功の情報サイト「明慧ネット」によると、2月には少なくとも19人の法輪功学習者が迫害によって亡くなったことがわかりました。迫害は中国の12省で行われ、山東省や江西省では、それぞれ4人が亡くなったということです。

迫害によって亡くなった学習者には、30代の若者もいれば、90歳近くの高齢者もいたといいます。ある者は拷問され亡くなり、ある者は毒殺されました。

そのうち四川省のラジオ放送局で司会者を務めていた30歳の龐勳さんは、楽山の嘉州刑務所で殴り殺されました。雲南省でエンジニアだった86歳の李培高さんは、雲南省第一刑務所で4年間拷問を受け、釈放される前夜に突然死亡しました。また、山西省大同市広霊県の法輪功学習者の女性・田金娥さんは、警察に拉致され、未知の薬を飲まされて毒殺されました。

中共両会、「偽憲法」で宣誓の疑い
中共の両会を経て、中共政権の新指導部が発表されました。就任の宣誓式が大々的に行われ、高官らが憲法に宣誓を行いました。しかし、一部のネットユーザーは中共が式典で、公然と国民を騙したと指摘しています。

映像では、習近平氏を含む多くの中共高官が宣誓台で、分厚い本に手を押し当てながら就任宣誓する様子が映し出されています。

あるネットユーザーは、中共の制定する憲法は、句読点を含めても18000字に満たず、市販されている憲法の本は薄い小さな本に過ぎないといいます。しかし、習氏らが手にしている憲法の本は見た目には数百ページあるように見えます。

この現象はすぐにネット上で注目を集めました。あるネットユーザーは、「どうせ演技なのだから、本当に憲法かどうかなんて関係ない。赤い表紙であればいいのさ」と嘲笑しました。また他のユーザーは、「宣誓しているのは偽憲法なのだから、本当に施行されるものではない。実に堂々とした欺瞞だ」と語っています。

 
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