中国の上映禁止映画 武漢で流行初期の感染者の頬に潰瘍

最近、中国本土で話題となっているドキュメンタリー映画があります。中国での新型コロナウイルス(中共ウイルス)流行初期の感染者の映像が公開されました。この映像はあまりにもリアルで、2年間公開禁止となっていました。

ドキュメンタリー映画「金銀潭の80日間の実録」の主人公である彭博(ほうはく)さんは、身長180cmで体格が良い元軍人です。彼は武漢市で新型コロナウイルス(中共ウイルス)が感染拡大し始めた頃の感染者で、生存者でもあります。映画では、彼が感染後に入院した24日間に、4回危篤状態に陥り、体重が40kgも減少し、顔の広範囲に潰瘍ができた様子が記録されています。

欧州ウイルス・疫学専門家 董宇紅氏
「新型コロナウイルス(中共ウイルス)による重症感染者は、肺炎を発症すると肺機能が低下し、体内の酸素が不足します。そのため、このような部位の皮膚は血流不足と酸素不足になりやすく、免疫力が低下し、重症の感染症では潰瘍などが発生しやすくなります」

彭博さんの病状が悪化するにつれて、14日間体外式膜型人工肺(エクモ)を付けていました。その間、彼は急性腎不全と細菌感染症を発症し、心肺機能も衰えました。ビデオでは、彼の筋肉が制御できず震え、片目が閉じられず、もう片方の目が止まらずに震え続ける様子が見られます。

董宇紅氏
「筋肉の震えは、通常、神経系統が刺激を受けたり、何らかの損傷を受けたりしたことを示しています。このウイルスには、特に神経系統に侵入しやすいという特徴があります。例えば、嗅覚や味覚が失われることがあります。多くの研究により、新型コロナウイルス(中共ウイルス)に感染した人のうち、少なくとも3分の1は神経系統の損傷を伴う可能性があることが示されています」

映画では、感染症対策に強い武漢市金銀潭医院で新型コロナウイルスによる重症肺炎治療のためにエクモを使用した患者が24人いましたが、その中で彭博さんは、エクモを外せた4人のうちの1人であると紹介されています。

董宇紅氏
「中国共産党が感染症の情報を隠したことは、中国の市民の生命と健康に深刻な影響を与えたと認めざるを得ません。わずか1か月で中国全土に、3か月で世界中に拡がりました。世界では7億7千万人が感染し、700万人が死亡しています。ただし、この数には中国での死者数は含まれていません」

 
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