神韻埼玉公演は初日から満場、観客「見ているだけで癒された」

神韻埼玉公演は初日から満場、観客「見ているだけで癒された」

2024年1月6日夜、埼玉県の大宮ソニックシティでの神韻ニューヨーク芸術団の第一回公演は満場となり、中国伝統文化の真髄を伝える神韻のステージに、観客らは感動を語った。(栗子/大紀元)

2024/01/08

6日、日本を巡回公演中の神韻芸術団が、埼玉県の大宮ソニックシティ大ホールでの公演初日を迎えた。劇場は満場となり、古典舞踊と音楽を通して中国伝統文化の真髄を伝える神韻のステージに、観客らは感動を語った。

「畏天の文化を感じます」会社役員が念願の初鑑賞

2024年1月6日夜、医療サービス企業役員の佐伯義博さんが、埼玉県の大宮ソニックシティでの神韻ニューヨーク芸術団の第一回公演を鑑賞した(牛彬/大紀元)

この日、医療サービス企業役員の佐伯義博さんが公演を鑑賞した。「体が非常に柔らかいことと、何しろ舞台の着地の音が全然しないことが印象的でした。踊りは非常に優雅でした」と語った。

佐伯さんは特に音楽が気に入ったようだ。神韻では、オーケストラがオリジナル楽曲を演奏し、舞踊を引き立てる。「びっくりしたのは、中国の音楽と西洋のオーケストラが一緒になっていることです。音楽の構成が非常に良かったです。生で聴く二胡とピアノとのコラボレーションは新鮮に感じましたし、癒されました」

舞台後方に広がるデジタル背景幕は、鮮やかな光景を映し出し、演者と一体となって臨場感をもたらす。佐伯さんは「踊りと音楽というアナログのものとディスプレイ空間との融合がとても新鮮です」と語った。

舞踊劇の演目には、天を敬い徳を育むといった中国古来の道徳観が色濃く反映される。佐伯さんは、「日本の『畏天の文化』と共通する面を非常に感じますね」と、神伝文化の趣を感じ取っていた。

念願の初鑑賞を満喫できたようだ。「去年から非常に楽しみにしておりましたので、非常に楽しかったです。またどこかで見たいと思います」

美容系インフルエンサー「見ているだけでとても癒された」

2024年1月6日夜、美容系インフルエンサーのMAMIさんが、埼玉県の大宮ソニックシティでの神韻ニューヨーク芸術団の第一回公演を鑑賞した(寺田崚平/大紀元)

「なかなか日本では見られない中国の伝統舞踊を間近に見ることができて、とても感動しました」。そう語ったのは、美容系インフルエンサーのMAMIさんだ。「芸術を目の前で見ている感覚でした。きれいで美しくて、見ているだけでとても癒されました」

「女性舞踊が特に好きでした。みんなで一体化して踊っている姿がとても美しかったです。動きがとてもしなやかで、女性らしくて華やかで、素敵でした。みんなでお花を持って揺らす舞踊がとてもエレガントで綺麗でした」

舞踊劇では、セリフがなくてもストーリーが伝わったという。「演じている女優さんがとても感情豊かで、動き一つで悲しさや嬉しさが伝わりました。共感できる部分もたくさんあって、非常に良かったです」

「ストーリーに音楽がぴったりはまって、躍動感や緊張感が伝わってきました。音楽の力ってすごい、音楽があってこその舞台だと思いました。映像も取り入れて一つの舞台に仕上げるのも素晴らしい技術だと思いました。ストーリー、映像、音楽、踊り、全部がうまく調和していて、とても楽しかったです」

MAMIさんは、神韻公演を通して道徳的なメッセージを受け取っていた。「良いことをすれば自分に返ってくるし、悪いことしても返ってくる。そういうのもすごく良かったですね」。演目では、困難な状況でも善行に励む者の救済が描かれる。「神様はすごく伝わりましたね。空からいきなり現れてみんなを助けるところがすごく印象的でした」

「現代の人が伝統文化を知ることはとても大事なことだなと思うので、もっともっと広まってほしいですね」と、神韻の取り組みを讃えた。

「良い1年になりそうです。たくさんご利益をいただけるような、素敵なパワーをたくさん頂きました」

「中華って奥深い」武道家が伝統を再発見

2024年1月6日夜、保険会社で管理職を務める松本啓司さんが、埼玉県の大宮ソニックシティでの神韻ニューヨーク芸術団の第一回公演を鑑賞した。松本さんは空手の師範代でもある。(王文亮/大紀元)

この日、保険会社で管理職を務める松本啓司さんが公演を鑑賞した。松本さんは空手の師範代でもある。「もうすごい参考になりますね。空手でもあそこまで足がきちっと上がって、しかも軸がぶれない人はそんなにいないと思います。自分もああなりたいなと思います」と、舞踊の質の高さを称賛した。

中国楽器・二胡の独奏の演目も響いたという。「初めて聞いた二胡が良かったです。弦が2本しかないのに、なめらかで表情豊かでした。バイオリンよりすごいと思いました」

神韻では、中国五千年の壮麗な歴史や古来の美徳を伝える一方で、その高貴な精神的伝統を現代に受け継ぐ者たちが直面する苦難も描かれる。松本さんは、「私は空手をやる前は少林寺拳法もやっていたので、中国の奥深さはもう十分に分かっているつもりです」とした上で、本来あるべき姿から変異しまった現代中国を憂いた。

「今はたまたま共産党が変なことをしているけれど、本来の中国はそうじゃないのだろうと思います。中国には色々な民族の方がいて、それぞれ平和に真面目に暮らしている。そういったところを感じられて、本当に良かったです。中華って奥深いですね。早く正常化してほしいです」

以前は神韻を、「中国本土からやってきた政権がらみの雑技団」だと勘違いしていたという松本さん。半年ほど前に知人から「その真逆だよ」と聞かされて、絶対鑑賞しようと思ったという。周囲には「まあ、いいから見てみませんか?」と伝えたいそうだ。


ニューヨークを拠点とする神韻芸術団は失われた中国伝統文化の復興を掲げ、世界各国の劇場で毎年一新した演目を披露している。現在、8つの同規模の芸術団を抱え世界中で巡回公演を行なっている。神韻2024日本公演は、2023年12月22日から2024年2月16日にかけて、全国12会場で42公演を挙行する。

公演のチケットはチケットセンター(0120-91-8487、午前10時〜午後6時)のほか、公式ホームページから購入することができる。チケットぴあや楽天チケット等、大手チケット予約サービスでも取り扱いがある。

大紀元は神韻芸術団の後援として、2006年の芸術団創設以来、観客の声を伝えています。

(大紀元エポックタイムズより転載)